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日本人は肌をいい状態に保ちたいという意識が強く米国は自己表現という面が強くメーキャップが中心

高齢層は戦後の日本の消費を動かしてきた人たちで、いまも消費意欲が旺盛だ。
経済的に余裕のある人も多い。
この層に調査で落ち着いた色の商品を提案すると、活動的に生きようと思っているのに、これではダメなどの反応が返ってきた。
そこでシニア向け商品のイメージカラーは明るい赤色にした。
若者は。
若い人の経済事情は厳しく、奨学金で学校に行く人や車を買わない人が増えている。
購入する商品もどうしても低価格帯になる。
ただ単に安ければいいというわけではなく、一人ひとりが自分にとっていいものを求めている。
ポーチに入れる化粧品も、かつては特定のブランドをそろえることが多かった。
今は使うお金は減っていても、ちょっと高級なものとすごく安いものの組み合わせだったりする。
若年層の個性的な消費もこれから伸びるだろう。
一方、30代の女性には仕事や育児、家事で忙しく、自分のために使える時間が1日に60分しかないような人もいる。
そのとき、ほっと一息ついてインターネットでメールを交換したり、情報収集したりする。
この層を対象に原則 ネットでしか買えない商品を発売した。
年齢層ごとにきめ細かな対応が必要だ。
外市場の動向はいかがですか。
国際的には高級ブランドが主戦場になっている。
米国、日本、欧州、中国の百貨店などで販売されている高級品市場は15年に平均4~5%成長した。
各国の市場に違いはありますか。
日本人は肌をいい状態に保ちたいという意識が強く、スキンケア関連の商品が中心。
中国も同様の傾向がある。
これに対し、米国は自己表現としての化粧という面が強く、メーキャップが中心。
欧州に行くと、なぜ日本人はあまり香水をつけないのかとよく聞かれる。