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結婚に関する「したい」「したくない」に関して

日経新聞での調査から、次の3つのことが明らかになった。
1つは、7年間で男性は結婚願望が低下し、女性は結婚願望と非願望に二極化したことである。
早く結婚したいと思う20歳代男性は08年度は17.4%いたが、15年度には12.1%へと5.3ポイント減少した。
結婚したくないは11.9%から21.6%とほぼ 倍増し、男性が結婚に消極的な傾向が強まっている。
女性は早く結婚したいが25.5%、結婚したくないが12.9%とどちらも7年前より増加し、二極化が進んだ。
2つ目は、調査に回答した20~30歳代の6割が結婚しておらず、結婚したくない者は年齢とともに増える傾向にある。
特に、30歳代になると男女とも4人に1人が非・結婚願望となる。
回答者の4割が既婚、6割が未婚で、子供がいる人は約3割である。
未婚者に限定して結婚願望を調べると、早く結婚したい、いい人が見つかれば結婚したい、いつか結婚したいで、合計すると74.9%。
一方で結婚したくないは20.3%と2割を占める。
さらに結婚したくない割合を年齢別にみると、20歳代前半17.7%、同後半17.8%、30歳代前半25.0%、同後半26.2% 。
非・結婚願望は30歳代で急に増加し、ほぼ4人に1人の割合となる。
30歳代後半では男性26.3%、女性26.1%で、ほとんど差がみられなかった。
3つ目は、非・結婚願望の理由として、経済的な苦しさと子供の頃の体験不足、さらに一人が楽しいという思いが指摘できる。
これまでの様々な調査で若者は経済的な理由で結婚したくない・できないことが指摘されてきたが、私たちの調査でも経済格差が結婚願望を規定している。
結婚したくない割合を年収別にみると、クリアな数字が読み取れる。
見事なまでに、年収が増えるほど結婚したくない割合は低下する。

以上、結婚に関する「したい」「したくない」に関してでした。