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柊二(しゅうじ)の情報最前線

柊二の情報ブログ

この日本でもエンダウメントの制度化が求められる。

予想外の出来事…トランプが勝ってしまいました。

ところで自己資金の源泉で、最も重要なのは寄付金である。
従来、我が国には 寄付のカルチャーが希薄だから寄付金が集まらないといわれてきた。
税制上の優遇措置を講じても大きな効果を期待することはできなかった。
米国の大学では寄付者の中心は卒業生である。
教育の質が高く教育効果が大きければ、卒業生は進んで寄付をする。
しかも寄付金の使途の一つは奨学金
奨学金で学んだ卒業生は、社会に出てから後輩のために喜んで寄付をする。
寄付金が世代を超えて循環するのだ。
米国で可能なことが、日本でできないはずがない。
要は教育の質的向上で、学生に高い付加価値を付与することである。
卒業後に社会で活躍できれば、卒業生は感謝し、大学の価値も向上する。
ただ、米国の大学には日本にはない仕組みがある。
それは寄付金を積み上げて形 成するエンダウメントだ。
エンダウメントとは、本来の大学法人会計から切り離した特別基本資産である。
その源泉は寄付金と資産運用による運用収益であり、教育・研究への投入が使途の中心である。
エンダウメントの額が大きくなれば運用益も大きくなり、大学が自由に使える資金が増える。
2015年のエンダウメントの資料を見ると、最大のハーバード大学のエンダウメントは4兆円近くに達し、エール、プリンストンスタンフォードなどの各大学が続く。
ハーバードでは全収入の3分の1が運用益である。
また、エール大学は寄付と資産運用の両輪をフル回転させることで、1980年は1億3200万ドルだったエンダウメントを、15年には255億ドルまで拡充した。
この日本でもエンダウメントの制度化が求められる。